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サイドストーリー7
第13章 あなた~you~
大学を卒業して、就職して。
乃恵とは毎日会えなくなった分、会える日はサイコーにかわいくて。
お互いに少しでも時間を合わせて会うようになった。
会える時間は短くなったけど
その分、濃い時間になったような気がする。
今日は珍しく、得意先から直帰していいと言われ
思った以上に早く終わったから、突然大学まで乃恵を迎えに来て驚かせようと思った。
「のぇ・・・」
それなのに・・・
声をかけようとしてその隣に白木がいるのが見えた。
アノヤロ・・・こりねぇやつ。
そっと近づいて二人の会話を盗み聞く。
「乃恵ちゃんは、岡部さんのこといまだに『岡部さん』って呼んでるの?」
何言ってんだ?白木のやつ。
「うん。変かな?」
少しはにかんだかわいい顔で乃恵が笑った。
「変じゃないよ」
「乃恵ちゃん、俺の名前、知ってる?」
はぁぁぁぁ?ふざけんじゃねぇ!
「うん。知ってるよ」
そう答えた乃恵に近づいて思いっきり上から白木の頭にげんこつを落とした。
「いって!」
「お前の名前なんか知らなくていい」
乃恵と同じ学年だというだけでこいつに嫉妬する。
乃恵は・・・
あと何回俺の知らないところでこいつと会うんだろう?
「関係者以外は校内立ち入り禁止ですよ!」
「あ?白木、お前は何年経っても油断ならねぇな」
いい加減、好きな女でも作れ!!
乃恵とは毎日会えなくなった分、会える日はサイコーにかわいくて。
お互いに少しでも時間を合わせて会うようになった。
会える時間は短くなったけど
その分、濃い時間になったような気がする。
今日は珍しく、得意先から直帰していいと言われ
思った以上に早く終わったから、突然大学まで乃恵を迎えに来て驚かせようと思った。
「のぇ・・・」
それなのに・・・
声をかけようとしてその隣に白木がいるのが見えた。
アノヤロ・・・こりねぇやつ。
そっと近づいて二人の会話を盗み聞く。
「乃恵ちゃんは、岡部さんのこといまだに『岡部さん』って呼んでるの?」
何言ってんだ?白木のやつ。
「うん。変かな?」
少しはにかんだかわいい顔で乃恵が笑った。
「変じゃないよ」
「乃恵ちゃん、俺の名前、知ってる?」
はぁぁぁぁ?ふざけんじゃねぇ!
「うん。知ってるよ」
そう答えた乃恵に近づいて思いっきり上から白木の頭にげんこつを落とした。
「いって!」
「お前の名前なんか知らなくていい」
乃恵と同じ学年だというだけでこいつに嫉妬する。
乃恵は・・・
あと何回俺の知らないところでこいつと会うんだろう?
「関係者以外は校内立ち入り禁止ですよ!」
「あ?白木、お前は何年経っても油断ならねぇな」
いい加減、好きな女でも作れ!!