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サイドストーリー7
第19章 素肌のままで③
1年前より少し早い時間に来た天覧台はカフェがまだ営業中で
肌寒いのにアイスを食べる私を見て三浦さんは笑った。
「なぁ、真実ちゃん。アイスって賞味期限がないの知っとぉ?」
「え!」
「どのアイスにも賞味期限は記載されてないねんで」
「そうなんですか?」
「真実ちゃんは食べ物と同じように恋にも賞味期限があるって言っとったけど。
アイスには賞味期限はない」
「・・・・」
「俺の、真実ちゃんへの愛にも賞味期限はない」
「・・・・」
「ずっとずっと、ずっと死ぬまで一生愛し続ける」
「三浦さん」
「真実ちゃん。結婚しよぅ」
「は・・い」
嬉しくてきちんとした返事が出来ない私に
三浦さんはあの時と同じように夜景の上でキスをして
私の口にそっと入ってきた三浦さんの舌は
口の中に残っていた一欠片のアイスを舐め取った。
「つめたっ」
三浦さんはそのアイスを嬉しそうに笑った。
END*****
肌寒いのにアイスを食べる私を見て三浦さんは笑った。
「なぁ、真実ちゃん。アイスって賞味期限がないの知っとぉ?」
「え!」
「どのアイスにも賞味期限は記載されてないねんで」
「そうなんですか?」
「真実ちゃんは食べ物と同じように恋にも賞味期限があるって言っとったけど。
アイスには賞味期限はない」
「・・・・」
「俺の、真実ちゃんへの愛にも賞味期限はない」
「・・・・」
「ずっとずっと、ずっと死ぬまで一生愛し続ける」
「三浦さん」
「真実ちゃん。結婚しよぅ」
「は・・い」
嬉しくてきちんとした返事が出来ない私に
三浦さんはあの時と同じように夜景の上でキスをして
私の口にそっと入ってきた三浦さんの舌は
口の中に残っていた一欠片のアイスを舐め取った。
「つめたっ」
三浦さんはそのアイスを嬉しそうに笑った。
END*****