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サイドストーリー7
第27章 キスマーク
「じゃれあい」**子猫ちゃんのおまけ**

たった数言話しただけで、私の様子を察して
部屋に来てくれたしずかは、愛してると言った後
私を甘やかして髪をなで続けた。

「優衣、お前ほんとに子猫みてぇ」

 ん?

「気が強くて、引っ掻いたと思ったらゴロゴロ甘えて来て。可愛い奴」

はぁ?

「何言ってんの?」
「ん?」
「しずかなんか子犬じゃん!」
「は?」
「私にいつも甘えて来てさ、しっぽ振ってるじゃない」
「は?俺がいつお前に甘えたよ?」
「いつもよ!」
「甘えるのはお前だろう?」
「私は甘えてないわよ!今日だって会いたくないって言ったじゃない!」
「俺は甘えてないぞ!」
「しずかは会社で見栄張ってる分、私に甘えることあるわよ。自覚してないの?」
「してねーよ!」

ふん!



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