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美術教師の羞恥奴隷
第2章 面談 ■早耶香編①■
7月下旬のある日の午前10時、3年H組の教室にて、藪下(やぶした)と早耶香(さやか)は向かい合って座っていた。
藪下はこのクラスの担任であり、「面談」と称して早耶香を呼び出したのだ。
既に夏期講習も前日までに終了しており、教室内にいるのは二人だけだった。
藪下は単刀直入に話を切り出す。
「妹さん、やはり手術を?」
「はい……」
うつむき加減で答える早耶香。
早耶香の妹は2ヶ月近くもの間、入院しており、このたび手術を受ける運びとなったのだ。
ところが、早耶香の実家はあまり裕福ではなく、手術費用を捻出するのが困難な状況となっている。
この事情を先月の面談にて早耶香本人からたまたま聞いた藪下は、「考えがあるから、夏休み中、なるべく早いうちに面談をしたい」と言って早耶香を呼び出したわけだ。
早耶香は「何か良いアルバイトでも紹介してくださるのかな。でも受験生だし、あまり時間もないんだけど……。藪下先生もきっとご存知なのに、どういうことだろう」と訝しがりながらも、興味を抱いたのもまた事実だったので、この呼び出しに応じたのだった。
藪下はこのクラスの担任であり、「面談」と称して早耶香を呼び出したのだ。
既に夏期講習も前日までに終了しており、教室内にいるのは二人だけだった。
藪下は単刀直入に話を切り出す。
「妹さん、やはり手術を?」
「はい……」
うつむき加減で答える早耶香。
早耶香の妹は2ヶ月近くもの間、入院しており、このたび手術を受ける運びとなったのだ。
ところが、早耶香の実家はあまり裕福ではなく、手術費用を捻出するのが困難な状況となっている。
この事情を先月の面談にて早耶香本人からたまたま聞いた藪下は、「考えがあるから、夏休み中、なるべく早いうちに面談をしたい」と言って早耶香を呼び出したわけだ。
早耶香は「何か良いアルバイトでも紹介してくださるのかな。でも受験生だし、あまり時間もないんだけど……。藪下先生もきっとご存知なのに、どういうことだろう」と訝しがりながらも、興味を抱いたのもまた事実だったので、この呼び出しに応じたのだった。