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第3章 初ヌード　■早耶香編①■

　男子たちの様子を見たり、野次を聞いたりして、早耶香の羞恥は極限まで高まってしまう。

　自然と脚が震えてくるが、陰毛が隠してくれている女の器官だけは絶対に見られたくないと強く思い、必死で脚を閉じていた。

　心の中で、「彼氏でもないたくさんの男子たちに、恥ずかしいところを見られちゃった！　見せたくない場所にあるホクロまで見られちゃってる！　胸のことだけじゃなく、大事な部分の毛のことまで言われちゃって……恥ずかしくて倒れそう！　どうか、早く全てが終わってほしい！　服を着たい！」と叫ぶ早耶香。

　両の拳を痛いほどグッと握り締める早耶香の顔は、一部男子の指摘どおり耳まで赤くなっていた。