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美術教師の羞恥奴隷
第56章 質問攻め ■藍里編②■
 藍里は完全に追い詰められていた。

 藍里にとっては、光範に全ての事情をバラされてしまうことが何より怖いのだ。

 水島と薮下の眼前での自慰など、顔から火が出るほど恥ずかしい藍里だったが、他に選択肢はない。

 観念した藍里はうなだれて言った。

「分かりました」

「言うとおりにする?」

「はい……」

「じゃあ、さっさと始めて。もたもたしてると、やる気が無いとみなして、即刻終了し、光範に連絡する」

 こう脅されても、なかなかすぐには自慰を開始することは出来ない藍里。

 水島たちの食い入るような視線を受けているので、無理もなかった。

 しかし、次は脅しではなく、本当に光範への連絡を即刻行われる可能性があるので、それだけは避けたい藍里は、震える手を下腹部へと伸ばす。




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