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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第5章 乱暴でもいいから、奪って
「だ……から……っ明かりを」
「はっ……明かり!あああっ!」
堺の鈍い反応に、しのが少し焦れったそうに唇を尖らせると、堺はようやくしのの言わんとする事を理解してガバッと立ち上がるが、何処に電源があるのかが分からずに部屋じゅうを熊のようにうろつく。
しのは横たわったまま窓辺のカーテンの側を指差した。
堺は「はっ……っここか――!」と叫び電気を落とそうと指でスイッチに触れようとするが、ふとしのを見て口を開きかけ、またつぐんだ。
「どうしたの……?早く」
「っ……はっはい……っ」
堺はそう返事をするが、スイッチを押すのか押さないのか迷っている様に人差し指を突き出したままで立ち尽くしている。

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