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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第5章 乱暴でもいいから、奪って
自分の物でない様な甘い響きの吐息が部屋に響き、しのは突然恥ずかしくて堪らなくなってきた。
だが意思に反して漏れてしまう声や叫びは止めようがない。我慢しようとしても堺の指や唇が肌を刺激する度にしのは身体を仰け反らせて喘いだ。
今からこんな風で、これ以上の事になったら自分は一体どうなってしまうのか――
不安が胸の内に生まれたその時、部屋の天井の灯りが煌々と明るい事に今更気付き、堺の耳元に小さく囁く。
「あ……あの……暗くして……下さい」
しのの乳房を無心に愛撫していた堺は顔を上げるが、キョトンとした顔で何秒間かしのを見詰めた。
まるで言葉の意味が分からない、とでもいった様子で。

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