この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
堺は信じられない気持ちで腕の中のしのを凝視する。
大体が今日は信じられない出来事ばかりなのだ。女性と深い仲にならないように自分を律していた。仕事で関わる女性なら尚更だ――なのに、今こんな状況になってしまっている――しのは、撮影に出掛けたフェスに出演していたアイドルで、単なる被写体だった筈なのに……と堺は思うが、自分の中に沸き上がる説明のつかない感情が、彼女を一目見たときから生まれていた、と確信する。
華やかな衣装を纏って目映いライトを浴びて歌い踊るしの――その気の強い瞳の輝きと、ふと揺らぐ儚い色に自分は最初から心を奪われていたのではないか?
姿に目を奪われ、その肌に触れて理性を無くし、口付けで恋に堕とされて――
――恋……?
堺はふと浮かんだその詞(ことば)に驚愕し、唇を結んでまた泣きそうな彼女の頬に思わず触れた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


