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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
――堺さん……っ……お願い……止めてしまわないで――
しのはそう言おうとした口を開きかけ、唇をすぼめた。まるで咲いた花が萎んでいく様に思えて、堺は指で触れた。
しのの睫毛が震えて何かを懇願するような眼差しを堺に向ける。
堺は微笑み、ゆっくりと指で唇をなぞりながら、腰を僅かに動かした。
「あっ……」
猛ったままの獣と秘園の入り口が擦れ合い、しのは小さく声を漏らした。
堺は歯を食い縛り、それ以上中へと突き進みそうになるのを必死で抑えていた。
初めての彼女に、このまま欲をぶつけてしまっていいのだろうか?
だが、ここまで来て自分は止められるのだろうか――?

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