この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「……っ!」
突然身体の中心の一番柔らかい場所へと熱く硬い楔を打ち込まれたしのは、経験したことのない裂かれそうな痛みに叫んだのだが、同時に堺にキスで唇を塞がれ、言葉にならない呻きが僅かに漏れる。
しのの腰をしっかりと掴み、結合したままで堺は貪るようにしのの唇と咥内を犯しながら必死に堪えていた――腰を動かすのを。
挿れた瞬間、彼女の大きく開かれた目と開かれた口、色を失った頬を見て、強烈な後悔が押し寄せた。
やはり、踏みとどまるべきだった。女の初めての痛みは永遠に男には理解出来ない。それがどんなに苦痛なのか、代わってやる事も出来ない。
乱暴でもいい、と彼女は言ったが、それを良いことに欲を晴らそうとする自分は最低だ――
『最低よ!貴方は!』
突如、遠い記憶の断片が堺の胸に鋭く突き刺さり、その痛みに顔を歪めた。
甦る色彩と音が、彼を過去に引き戻す――あの日、打たれた頬の熱さ、虚しく流した涙、目の前で泣き崩れる人の震える肩――
(そうだ……僕は……最低な人間だ……)

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


