この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第6章 身体が先か、恋が先か――
「しのちゃっ……」
堺は言うことを利かない腕を必死に伸ばして彼女を呼ぶ。
(しまった……なんだかわからないけどしまったぞ……っ!笑顔だったけど……怒ってるんだ……僕を蹴っ飛ばして往復ビンタして包丁で刺してぶつ切りにしてゴミに出したいくらいに怒ってるんだ……っ……ど……どうしたら怒りを宥められるんだ……どうしたらっ)
なんとか這ってドアまでたどり着き、無理矢理上体を起こしてドアノブに掴まるようにした瞬間、ドアがバーンと開けられて堺の顔面を強打する。
「ぴえっ……!!」
「あ……そこに居たんですか」
またバタリ、と倒れ白眼をむく彼を見て、しのは少し首を傾げた。
(うっ……)
こんな場合なのに、その仕草に胸を撃ち抜かれた堺は顔を真っ赤にしてしのを見上げた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


