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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
「堺さん……と言ったわね?……私の好きなお菓子を持ってきてくださってありがとう」
「ひっ……いえ……と……とんでもないっ」
小百合の指が刺すように旋毛をつつき、堺は総毛立ってしまい、ますます赤くなった。
自分よりも一回り以上年下の女の子に庇われてしまった。彼女の思い遣りに胸が暖かくなるのと同時に、情けなくもあった。
「しのは悪くない。僕が悪いんです」と男らしく言うべきではなかったのか。
それにしてもこの状況は堺にとって不利すぎだった。しのに怪我をさせたお詫びに来たはずの自分は、欲情して避妊もせずに彼女を犯し、一度だけでは足りずにもう一度抱こうとしたのだ。どう考えても節操がない。何を言われても、殴られても文句は言えない――と堺は項垂れたまま歯を食い縛っていた。

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