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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
小百合は切れ長の目を少し吊り上げながら口の端を上げ、無造作に束ねていた髪を指でほどき、窓の向こう、闇の中に瞬く光を見詰めた。
堺も彼女が見詰める方を見て、いつの間にか雨も風も止んでいるのに気付く。
都会でこれほどまでに鮮やかに広がる星空の夜は珍しい。思わず見入り、カメラに収めたい欲求が沸き上がったが、小百合がポツリと呟いた一言に堺はキョトンとした。
「ーー星はね、独りだけでは輝けないのよ」
「えっ……」
どう受け答えをしていいものか見当が付かずに間抜けな顔をして黙る堺を小百合はクスッと笑い、窓のカーテンを閉めた。
「安心しなさい、しのは妊娠の心配はないわ……ピルを飲ませてるの」
「へっ?」
「しのだけじゃない。オリオンの子達には皆飲ませてる……オリオンは恋愛禁止をうたってるけど……そんなの不可能だと思うのよね、私は」
「えっ……えええええっ!」
「でも表向きはそういう事にしておかないと、色々とまずいでしょ?……男ってエッチな女の子に興味ある癖に、自分の好きな女には処女性を求めるものでしょ?」
「うっ……そ……そそそ……そういう……もんでしょうか……?」

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