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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
「つっ務め……って」
契約も何も、自分は了承などしていない。小百合が一方的に持ち掛けてきたのにーー
反論は喉まで出掛かるが、小百合の完璧な微笑みの中に含まれた迫力に堺は気圧され呑み込んでしまう。
ポキノンは音楽雑誌の中でも一二を争う人気だが、自分には何の権力もない。ポキノンの雇われている一カメラマンに過ぎない。巨大芸能プロダクションの女社長相手に刃向かったところで、勝ち目などあるはずもないーー
それに、まだ19歳のしのに避妊もせずに行為に及んだ自分にも大きな非がある。今小百合に逆らったらその事を訴えられるかも知れない。そんな事になったら、ポキノン編集部にどんな多大な迷惑をかける事になるのか、想像するだけで寒気がした。

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