この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
熱・愛・契約~熱・愛・事変
第7章 女帝との対面
「う……うん」
(どうしても突き放せない……僕はこの子をーー)
堺はぎりぎりまで葛藤していたが、唇を噛み締めると、しのの手を強く握り絞めた。
「き……君が好きだ!」
しのの瞳が大きく開かれ、輝き始め、みるみるうちに涙が溢れ、頬を濡らした。
それを見た堺は顔を逸らして瞼を瞑り、吃りながら続ける。
「きょ、今日会ったばかり……なのに……いきなり君と……そっ……そういう事になってこんな事を言うのも変かも知れないけどーーしかも僕はもう34歳のおじさんだし……でも……っ」
「おじさんじゃないわよ……」
しのは泣きながらクスクス笑って、彼の顔を覗きこむが、彼にまた避けられてしまい、頬を膨らませる。
「ねえ、何故そっぽを向くの?大事な話をしてるのに!」
「だ……だって……君を真っ直ぐに見たらーー」
「見たら、何っ?」
「も、もっと君にゾッコンになっちゃうじゃないかーーー!」
「ーーっ?」
堺は耳まで赤くなっていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


