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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第3章 混・乱・事変
「はいはいはい、なんか真っ赤な顔をして唸ってたから熱があるのかしらって心配したけど、それだけ喚く元気があるなら大丈夫ねっ」
「びえええ」
ペコは思いきり堺の背中を叩き、堺は悲鳴をあげる。
堺が使っているベッドの隣にもうひとつ簡易ベッドがあり、回りは白い壁。壁と言うか、ここはテントらしい。
ペコと堺の他にも三人ほどのスタッフらしき男性がいて、小さなテレビモニターの画面を見ながら人気バンド『black』の曲を口ずさんでいた。
堺は、先程まで見ていた生々しい夢の光景が過り、ペコに言われた言葉に今更恥ずかしくなってくる。
――赤い顔をして唸っていただって?つまり、夢の中であの子と、美佳原しのと、セッ……セ……セセセ……
まずい……まずいような気がする……いや、本当にまずいぞ。仕事中に初対面のあの子で妄想をして、夢の中とはいえあんな……っ――
しのの甘い声と白い裸体を思い出して、堺は頬と身体が火照る。

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