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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第3章 混・乱・事変
しのは忙しい母の前ではいつも優等生を演じていた。
実際しのは成績もよく、教師からも可愛がられていたが、その事と家が裕福なのを妬まれ苛められていた。
中学の頃が一番酷い時期だった。
中学生というものは、何故あんなにも無駄に元気で、他人の事も自分の事も気になり、他と少し変わっている存在を放っておくことができない生き物なのだろうか。
しのは、何をしてもからかわれ揚げ足を取られ仲間外れにされ色々な嫌がらせをされた。
だが、母には言わなかった。
苛めっ子の仕返しが怖かったのではない。単に知られたくなかった。
苛められるような子供なのだ、と思われたくなかったのだ。
そんな目にあっているのを恥だとしか思えなかった。

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