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熱・愛・契約~熱・愛・事変
第4章 混・乱・事変②
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その一時間後、堺はしのの家のバスルームでシャワーを浴び、しのに渡された黒いコットンのパジャマに袖を通していた。
「何でこんな事になっているのか……まだよく分からないぞ……とにかく……洗濯乾燥機が止まって服が乾いたらソッコーで着替えてお礼を言って帰らなければっ」
洗面台の大きな鏡をふと見てギョッとして飛び退く。シンプルなデザインかと思いきや、パジャマの背中部分に大きく手書き感満載猫の絵がプリントされている。猫はねじり鉢巻をして八百屋の格好をしてドヤ顔をしているのだが、縦に大きく文字が描かれていた。
「……すげ――、父ちゃんカッコいー……?」
思わず呟くと、しのが向こうから声を掛けてくる。
「堺さん、サイズ大丈夫でしたか?」
「ひっ……はっはい!」
堺は深呼吸してからドアを開けた。

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