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第8章 奴隷からの屈辱

子供の様に指を折りながら待ったシェリルの帰り。この焦がれる心からやっと解放されると、心を弾ませていた。


「旦那様、エオスです！」


扉を開ける前に一度身なりを整え、深呼吸をしてから扉を開けた。
だが…、


「やっと来たな、エオス！」


「……っ…！？」


ベッドの上に俯せになる主人の身体を揉みほぐすノトスが、いつもの笑顔を浮かばせていた。


「もうちょっと下」


「はい！」


それは…自分の仕事だった。毎夜主人の身体を揉みほぐし、そして寵愛を受ける。
期待していたシェリルとの戯れが、儚くも散ってしまった。