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第3章 嫉妬

「んーっ！今日はここまで！」


ガタガタとガラス戸を揺らす外は嵐。戸の隙間から入る風が不気味な音を鳴らし、新品の蝋燭はあっという間に燃え尽き様としていた。
それを期に、今日の日課を終えようと身体を伸ばすと、


「っ！？キャアァッ！！！」


突然ガラスが割れ、強い風が室内を荒らした。


「な、何っ！？」


酷い風が闇夜を傍若無人に駆け巡り、折れた木の枝を運んで来たらしい。


割れたガラスから雨風が室内を濡らし、大事な子供達の手紙を部屋中に舞い散らせる。
慌てて手紙を拾い上げていると、