この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
奴隷飼い
第5章 薔薇の蕾が開く時
「旦那様…」
だがエオスは違う。
勿論、そのつもりでこの部屋に赴いた。
あの足への口付けを何度も思い出し、花の手入れ中ずっと身を焦がしていた。
どんな形でもシェリルを喜ばせたい。
アリスに向けていた眼差しを、自分に向けたい。
「…私の忠誠心を…分かって頂けましたか?」
「……………」
「貴方への忠誠心なら誰にも負けない。もし奴隷にプライドが許されるのなら……それが私のプライドです」
足を揉みほぐしていた手が止まると、指先に何度もキスを落とし始めた。
だがエオスは違う。
勿論、そのつもりでこの部屋に赴いた。
あの足への口付けを何度も思い出し、花の手入れ中ずっと身を焦がしていた。
どんな形でもシェリルを喜ばせたい。
アリスに向けていた眼差しを、自分に向けたい。
「…私の忠誠心を…分かって頂けましたか?」
「……………」
「貴方への忠誠心なら誰にも負けない。もし奴隷にプライドが許されるのなら……それが私のプライドです」
足を揉みほぐしていた手が止まると、指先に何度もキスを落とし始めた。