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奴隷飼い
第5章 薔薇の蕾が開く時
「どんな扱いでも、貴方の為なら受け入れるます」
「……私が…誰の子と分かっての事か…?」
蝋燭の揺れる炎に照らされるシェリルの顔を見上げると、昼間見た無機質な顔をしていた。
「私の父の噂なら聞いた事があるだろ?あの叔母と変わらない位の事を奴隷にして来た…。
それでもお前は…何でも受け入れると言うのか?」
自分でも分かる。忌々しい血が疼き始めている事に…。
見据える瞳に、芽吹き始める性。
認めたくはないが、やはり父と同じ血が通っている。