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奴隷飼い
第7章 企み
「誰にも言うなよ!聞いた話、アリス様が俺らに敵意剥き出しなんだって!」
「…アリス様が?」
「ほら、あの人って、旦那様の唯一の側近だろ?
今まで女しか居なかったのに、俺らが来ちゃったから座を追われるんじゃないって、最近ヒステリックになってるってさ〜」
確かに、ここ最近アリスの怒鳴り散らす声をよく耳にする。酷い時は、ちょっとしたミスで折檻を喰らう召し使いもいる。
主人の情報が回って来ないのはアリスの策略かと、呆れた溜め息を吐きながら肩をすくめた。