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第7章 企み

「あの顔は人を殺す勢いだな…」


薄々勘付いていたアリスの変化。


沈着冷静。頭の回転も良く、アリスが居れば安心出来る。
だが、あの変化は何だろう…。醜い嫉妬に美しい顔を歪ませ、エオスの名を聞いただけで顔色を変える。


「このままでは不味いな…」


綺麗に生けられた薔薇を眺めながら、一番のお気に入りのエオスの身を按じる。
それがまだ“愛”だと気付かないシェリルは、苦労して育てられた青薔薇を握り潰した。