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第5章 姉弟奴隷、デビュー

「もう後戻りできないんだから・・・頑張るしかないわよ・・・頑張ろうね・・・」

ガチガチに緊張している健を麗が励ましていると、ドアが開いて本城夫妻がふたりの前に立つ。

「本城様、本日はご指名ありがとうございます・・・どうぞ私達の体でお楽しみください」

ふたり声を揃えて挨拶し、床に額がつくまで頭をさげる。

「ああ、そんなに堅苦しい挨拶はいらないから・・・もっと力を抜いていいよ・・・顔を上げなさい・・・」

「そうよ・・・形式はどうでもいいから、一緒に楽しみましょうね・・・」

思ったより気さくな夫妻にほっとしながらふたりが顔を上げる。