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第1章 妖しいバイト

「ところで弟さんも春から大学生と聞いてますけど、麗さんの弟さんならさぞかしイケメンなんでしょうね？」

「いえ、イケメンじゃないです・・・私の友人は可愛いとか言ってたりしますけど・・・」

なんで急に弟の話題？

怪訝な顔になりながらも麗が返事をする。

「もし写真があれば、見せてもらえますか？」

なぜか芹沢は弟に興味が有るみたいだ。

「いいですけど・・・」

なんで見たがるのかわからないが、見せるだけならいいかとスマホの画面に弟の健の写真を出して麗が美沙に渡す。