パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第22章 猜疑心

一年ぶりに会ったフィアンセは
以前とは雰囲気が違っていた。

どこがどう違うか具体的に言え
と言われたら美智代自身にも
言えない程の些細な違いだが
確かに違う何かが感じ取れる。

会えない期間が長く続き
久しぶりに会うと気持ちが
リフレッシュして体も
燃え上がるがそれは
半年が限界だと思った。

昨年のお盆休み、圭一は美智代の
下に帰っては来なかった。

確かに今年のお正月に会った時は
ずっと一緒に居て可能な限り肌を
重ねてくれた。

その事には満足したが疑念が生じ
彼が東京へ帰ってからもその事が
脳裏にこびり付いて大きな失敗は
無かったものの仕事に対しての
集中度を欠いてしまっていた。