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第26章 思わぬ来訪者・優大

もう思考停止状態でした。

本能のままに動く俺でした。

どちらからともなく唇が
寄って行って合されました。

初対面の女性と
ディープキスをする俺。

もう無我夢中でした。

我に返った時は
全裸になっていました。

彼女は今、
シャワーを浴びています。

数分後、バスタオルを
巻いて出て来ました。

「ベッドで待ってます」

落ち着いた声です。

俺は思わず「はい」と答えて
バスルームへ行きました。

テン子への言い訳が
頭の中を駆け巡っています。

でも、そもそもテン子が浮気を
しなければこういう事態に
ならなかったし、俺が浮気を
したって責められないと思うし、
黙っていれば分からない事です。

でもドキドキで
窒息しそうでした。