この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の秘密
第9章 テスト対策
澄の家に久々に来た。
小中の頃は頻繁に来ていたが、それも二年までで三年からは受験で遊びに行く機会がめっきり減っていた。
高校に入ってからは、今回が初めてということもあったから確かに遊んでもいいと思った。
「よっしゃー俺の勝ち」
澄はコントローラーを離しガッツポーヅをした。
「格ゲーは澄強いよねー、勝てない」
「そうだろそうだろ?よしもう一戦!」
コンティニューをしようとした。
「澄、かれこれ一時間やってるよ。もうそろそろ勉強しないと」
すると澄はむくれる。
「いいだろー、久々に遊ぶんだし。それにお前はいつも勉強してるんだから」
「澄が勉強してない」
「それは・・・そうだけど。」
「そしたらこの時間を使って勉強しようよ。俺もやるからさ、赤点取って補習したいなら別だけど」
机の上に教科書を広げていく。
「な、わかった」
「うん、それにさテストが終わったら遊園地行くんでしょ?」
「そ、そうだな!」
澄の顔はすごく嬉しそう。これでやる気を出してもらえれば!
「そのためにも赤点なんて取ったら行けないよ。そういえば日にちはどうする?」
「お前テスト後に他の予定は?」
他の予定か・・・
「・・・あ!」
「あるのか?」
「うん、先輩と行く場所がある。約束したんだよね」
そういった瞬間彼の表情が暗くなった。
小中の頃は頻繁に来ていたが、それも二年までで三年からは受験で遊びに行く機会がめっきり減っていた。
高校に入ってからは、今回が初めてということもあったから確かに遊んでもいいと思った。
「よっしゃー俺の勝ち」
澄はコントローラーを離しガッツポーヅをした。
「格ゲーは澄強いよねー、勝てない」
「そうだろそうだろ?よしもう一戦!」
コンティニューをしようとした。
「澄、かれこれ一時間やってるよ。もうそろそろ勉強しないと」
すると澄はむくれる。
「いいだろー、久々に遊ぶんだし。それにお前はいつも勉強してるんだから」
「澄が勉強してない」
「それは・・・そうだけど。」
「そしたらこの時間を使って勉強しようよ。俺もやるからさ、赤点取って補習したいなら別だけど」
机の上に教科書を広げていく。
「な、わかった」
「うん、それにさテストが終わったら遊園地行くんでしょ?」
「そ、そうだな!」
澄の顔はすごく嬉しそう。これでやる気を出してもらえれば!
「そのためにも赤点なんて取ったら行けないよ。そういえば日にちはどうする?」
「お前テスト後に他の予定は?」
他の予定か・・・
「・・・あ!」
「あるのか?」
「うん、先輩と行く場所がある。約束したんだよね」
そういった瞬間彼の表情が暗くなった。