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彼の秘密
第9章 テスト対策
放課後大体の生徒が帰る中、澄、神室が残り真姫が教室に来た。
「俺、家に帰っても勉強できないから・・・いい?」

「もちok,ミヤちゃんは?」

「女子と・・・遊んでる。」
そういった真姫の表情は暗かった。
ミヤちゃん機嫌悪いんだなー。また二人で喧嘩したな。

「まじか、さっすがー」

「てか神室も別にべん・・」

「いや、俺はねかなりしないとダメだからさ。ね、とお?」

「・・・ごめん今あまり話してる時間無いから」

そういった澄の目には何かを決心したみたいで、迷いがなかった。
邪魔するのは無粋だな
「じゃぁマッツン一緒に勉強しようか、おれより馬鹿だからね
隣でしとくから、わからなくなったら聞いて」

「やればできるぞ、バカにするな」

「赤点取らなかったら、マッツンの好きなものあげる。」

「ホットケーキ焼いて。あとマッツンって言うな。」

「はいはい、甘いの好きだもんね」
参考書を片手に椅子に腰掛ける。

頑張れ
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