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彼の秘密
第11章 困惑
汚い言葉で机が汚されることは、多々あった。
皆を見ても視線を逸らされるか、笑われるか、馬頭されるかしかない。
なんで俺ばっかり。
小学校からずっと我慢してきたのに、俺が人を助けても誰も助けてくれなかった。
皆、苛めて終わり。
母さんにはばれてたけど、一度も言ったことはない。
俺は男だからこんなことでめそめそなんてしたくなかった。
それに一人だけは俺を助けてくれる友がいる。
だから耐えられた。
なのに、そいつは俺のことが好きだって言ってきた。
別に不快感はなかった。
けど、親友がそういう目で俺を見てたことに何だか裏切られた気がしてダメだった。
でも俺だって先輩のことが好きだってわかって、わからなくなった。
あまりにも自分勝手すぎる。
普通からしたら同性愛なんて気持ち悪いに決まってるんだから、拒否される
それはいやだ。
拒否ほど怖いものはなかった。
また孤立なんてしたくない。
俺は雅たちみたく強くは生きられない
もう強がりなんて出来ない。
だってもう一人の辛さなんて忘れてた。
友がずっと隣にいて、憧れの先輩もいて、皆俺を避けないでいてくれるそんな生活に浸かってた俺はもう、一人で過ごす方法を思い出せないんだから。
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