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彼の秘密
第15章 告白
「先輩お風呂ありがとうございます」
先ほどの告白の後流石に風呂に入らないと風邪を引きそうだったので風呂に入れてもらった。
服は先輩のを借りてる。

「俺が悪いから気にしないで、今日あそこにいたのは初めからすっぽかすつもりじゃなかったんだ。
ちゃんと学校で仕事をするつもりだったんだけど、バイトが休みになっちゃってスタッフが元からすくないんだ。だから俺が入るしかなくて
連絡を入れればよかったんだけど、携帯が充電されてなくて氷河に来たら伝えて置いてって言ったんだけど、そんなのじゃなくて直接伝えればよかったね」

「ちょ、ちょまってください。氷河さんて副会長の?」

「うん」

「あー・・・会いました俺。で聞いたら帰ってるかもしれないって」

「え、そうなの?」

「はい、けどてっきり学校にいるもんだと思いましてそれでずっと学校中探し回って」

「確かに待ってるって言ったしね」

「はい」

「それにしたってあんなになるまで探さなくたって・・・」

「だって!今日を逃したらもう・・・駄目だって思ったから。気持ちだけでも伝えようって」

「・・・うん、バイトなんかすっぽかせば良かった。
ごめん、叩いていいよ」

「えぇ?!いやいや俺もこじれさせたのが原因ですし先輩にだけ非があるわけでは」

「いや、ケジメつけないと」
と先輩は正座をして目を瞑る

「え、ぇえ・・う・うーん、・・・じゃあ、失礼します」
戸惑ったが先輩は多分引き下がらない

だから意を決して右手を彼の頬目掛けて下ろした。
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