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彼の秘密
第16章 新しい関係
翌日、慌てて起きて準備をして駅に向った。
昨日母に怒られた後先輩と一緒にご飯を食べたまでは覚えてるが、流石に疲労が限界にきてそのまま泥のように眠った
目覚ましをかけてたがそれも覚えておらず、起きたのはお母さんが起こしに来てから。
もう、行ってるかもしれない。
今の時刻は7時50分。
あの入学式と同じだ。
けど、違った
「せ、先輩!」
ぜーぜー息をしながら立ち止まった
「め、メールみて慌ててきました。」
「ごめんね、急で。昨日は相当疲れただろうからきっと気づかないだろうなって思って送ったんだけど、時間ぎりぎりまでは待とうかなって」
「仕事は?昨日の分とか」
「いってもそこまではないよ。
昨日はただの資料整理ぐらいだったし、まぁ夏休みは仕事が増えるんだけど。」
「そうですか、それなら良いんですが・・・じゃ行きましょうか」
「そうだね」
先輩の一歩後ろを歩いた。
彼の横顔を見たかったから、空が地面が空気がキラキラして見えた。
本当に見えただけ
嘘のようで夢のようで、頬をつねってみれば痛みが現実だって教えてくれる
「何してるの?」
俺の不審な動きに先輩が気づくがそんな馬鹿なことを考えてたとは言えない
「いえ、何でもありません」
昨日母に怒られた後先輩と一緒にご飯を食べたまでは覚えてるが、流石に疲労が限界にきてそのまま泥のように眠った
目覚ましをかけてたがそれも覚えておらず、起きたのはお母さんが起こしに来てから。
もう、行ってるかもしれない。
今の時刻は7時50分。
あの入学式と同じだ。
けど、違った
「せ、先輩!」
ぜーぜー息をしながら立ち止まった
「め、メールみて慌ててきました。」
「ごめんね、急で。昨日は相当疲れただろうからきっと気づかないだろうなって思って送ったんだけど、時間ぎりぎりまでは待とうかなって」
「仕事は?昨日の分とか」
「いってもそこまではないよ。
昨日はただの資料整理ぐらいだったし、まぁ夏休みは仕事が増えるんだけど。」
「そうですか、それなら良いんですが・・・じゃ行きましょうか」
「そうだね」
先輩の一歩後ろを歩いた。
彼の横顔を見たかったから、空が地面が空気がキラキラして見えた。
本当に見えただけ
嘘のようで夢のようで、頬をつねってみれば痛みが現実だって教えてくれる
「何してるの?」
俺の不審な動きに先輩が気づくがそんな馬鹿なことを考えてたとは言えない
「いえ、何でもありません」