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彼の秘密
第5章 日常
真姫は雅におぶられながら、帰った。
周りの視線が痛い。

「姫、皆姫の事見てるよ。」
と、俺にだけ聞こえるように囁く。
「お前も見られてるんだよ!てか、言うな!
そもそも、お前のせいで」

「ここで、姫を置いていったら姫のあそこが膨らんでる所がバレちゃうけど。
それは、それで俺は楽しいなぁ。」

「う・・・それは、ゃだ」

「いいこ。」

そうして歩くこと15分、大きい堺家に着く。

堺家は、一軒家に住んでる。
親は、世界を股にかける医者と外資系に努めているらしい。
めったに家に帰ることのない両親なんて、よく知らない
俺たちは昔から二人で生きてきたようなもんだ、だから恋愛観は姫にしか向かなかったし姫も同じだった。
ある日を境に俺たちは超えてはいけない線を超えて家族兼恋人になった。
世間体なんて全く気にならないし、セックスだってたくさんしてるし好きだし気持ちいいしいいことづくめだ。

がちゃっと鍵を開ければ、広々とした空間が広がる。
部屋のほとんどは、使われない。
二人は、ほとんどの時間を自分たちの部屋で過ごしたまにリビングと台所に行くぐらいだ。
いつも通りに、雅は真姫をおぶりながら自分たちの部屋に向かった。

そして、バサッと真姫をベッドにおろし、覆いかぶさる。
「姫、結構興奮してたんだね?
姫のエッチな汁でズボンまで染み出してる。」

と、ズボンに手をかけながら、耳元でささやく。
そうすれば、姫は頬を染め息は荒くなり目は熱をおびる。
「いいから、早くしよ?」

と雅に手を伸ばし、抱き付き唇を重ねた。



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