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彼の秘密
第5章 日常
予想通り、雫は苛められた。
だが、俺への苛めは晴れなかった。

なんで?
なんで、まだこんな酷いことをされるの?

二人して、ゴミ扱いされて笑い者にされた。

そんな、ある日のことだった。
俺と雫が資料室に呼び出されたことがあった。
もちろん、俺達を苛める奴らから

あぁ、また殴られるんだ。
でも、行かないともっと酷いことされるんだ

俺はガチガチと震えながら、資料室に向かった
教室には、先に雫だけがいた。

雫は、俺が入ってきたときビクッと震え俺だと気づくと何故か笑った

「河辺 澄君だよね?いつも、俺と一緒に苛められてる。大変だよね?」

「・・・・何で、笑って」

「いや、何か安心しちゃって。一人は怖いから」

ガラッと扉が開く
そして、奴等がはいってきて
「うわ!臭いなぁ。ゴミの臭いがするよ。ほら、」
と、生徒の一人がバケツの水をかけよと振り上げた

かかる!
と、思ったが何故か自分には水がかからなかった。

目の前には、バケツの水がかかり尻餅をついている男子生徒一人と雫がいた。
「もう、やめてよ。こんなこと・・・苛めるなら俺だけでいいよ!」
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