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タイムリミット365
第10章 愛を刻んで
後ろから輝翔の手が私の顎をとらえる。
そのまま顔の向きを変えると、輝翔の唇に私の唇が重なった。
私の唇を挟むように輝翔の唇が動く。
柔らかく温かな感触が気持ちいい。
でも…。
もっと輝翔を感じたくて…。
優しい輝翔のキスに物足りなさを感じてしまう。
チロッと舌先で輝翔の下唇をなぞると、すぐにその舌を輝翔の舌が絡めとった。
そのまま、お互いを求めるように、深く深くなるキスに私は夢中になっていった。
クチュッ…クチュ…。
キッチンに響く水音が、やたらと厭らしく聞こえる。
そんな音がまた、私達の気持ちをどんどん盛り上げていった。