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タイムリミット365
第10章 愛を刻んで
私の胸の上で深く息をする輝翔が、掠れた声で反応する。
「俺も…羽音。お前を愛してる…。」
そんな輝翔の掠れた声も、熱い瞳、熱い吐息も…。
全てが愛しい…。
輝翔を精一杯愛して、感じたいの。
輝翔…。
貴方を愛してる…。
輝翔を抱き締めたまま、体を反転させて、輝翔の上に乗り、輝翔を見つめる。
潤んだ熱い瞳で、私を見つめる輝翔に微笑む。
瞳を細めて、輝翔が呼吸を整えて、私に言った。
「羽音…お前の中に入りたい…。お前を感じたい…。」
「うん…私もだよ、輝翔。今日は、私が動くから、輝翔は私を感じていて…。」
「羽音…ありがとう…。」
フッと笑った輝翔が静かに言った。