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タイムリミット365
第12章 遺された愛

浅沼さんが病室を出る前に、私に輝翔の新刊を渡してくれた。


「まだ、出版はされてないんだ。一番に羽音ちゃんに読んで欲しくて、今日持ってきたんだ。」


浅沼さんは、そう言ってくれたけど、私はまだ読む勇気が出なくて、自分の鞄の中に本をそっとしまった。

輝翔…

ごめんね。

もう少し、心の整理がつくまで待ってね…。

今はただ、前を向いて歩いて行く事を考えないと…。

浅沼さんのおかげで、前を向き始めた私に、更に頑張れるプレゼントが舞い降りた。

その後、お医者さんから、聞かされた真実に私は喜びが隠せなかった。

私は、これからも、輝翔の命と一緒に生きていける事になったんだから。

輝翔。

私に最高のプレゼントを、ありがとう!


「もう、死ぬなんて言えないよね。ね?キラト。」


私は自分のお腹を撫でながら、確かにそこに存在する彼に、声をかけた。


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