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タイムリミット365
第6章 向き合う事
「輝翔…ありがとう。」
その後、輝翔からの言葉は何もなくて、また輝翔の激しい律動が再開された。
でも、その行為も私にとっては今までのそれとは、全然違った。
いつも以上に体も心も満たされていく。
心が通じ合ったセックスって、こんなに気持ちいいんだ…。
今までは快楽だけだった。
でも今は違う。
より一層輝翔とのこの行為が、私を溺れさせていく。
「輝翔…もう…イッちゃう…!」
「羽音…俺も…っ!」
輝翔と私はお互いに、快楽の波にのまれていった。
耳元で聞こえる輝翔の呼吸が、心地良くて私は静かに瞳を閉じた。
この幸せがいつまでも、続けばいいのに…。
今日やっと輝翔と、本当の恋人になれた。
それだけで、私は幸せだった。