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タイムリミット365
第7章 輝翔の真実
輝翔と恋人契約を結んでから、半年が過ぎた。
あの日、輝翔から愛してると言われてからは、この言葉を聞く事はなかった。
輝翔自身の話も、あれから話していない。
聞きたいけど、いつか輝翔が話してくれるのを、私は待つ事にしていた。
朝陽が射し込む部屋の中、愛しい輝翔の腕の中で目を覚ました。
少し高い輝翔の体温を感じて、輝翔が今ここに存在している事をしっかりと感じる。
あれから輝翔は、体調が悪い様子もなく、いつもの輝翔とかわらない。
あの日輝翔が、勢いで発したあの言葉は、何だったのか?
私はその事を考える事もなくなっていた。
隣りで眠る輝翔の寝顔は、すごく綺麗で、ドキドキしてしまう。
睫毛ながいなぁ。
なんだか、私よりも長いかも…。
何だか嫉妬しちゃうよぉ。