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タイムリミット365
第7章 輝翔の真実
輝翔の形の良い唇に、そっとキスをしようとしたら、輝翔にグッと体を引き寄せられた。
「俺の事襲おうとしてたのか?」
「えっ?違うよー。」
「嘘つけ。今キスしようとしてただろ?俺が欲しくなった?」
「……っ。」
「昨日あんなに愛し合ったのに、まだ足りないのか?羽音はエッチなんだなぁ。」
「そんなこと…。」
「いいぜっ。ほら、キスしてくれよ。」
そう言って、輝翔が瞳を閉じて、唇をつきだした。
ふふっ。
その顔が何とも可愛い感じで、笑ってしまった私に、輝翔が瞳を開けて、微笑んだ。
「お前からこないなら、俺から襲う。」
そう言った輝翔の唇が、私の唇に重なった。
長い長いキスの後、私は輝翔の腕枕でマッタリとした時間を過ごしていた。
「なぁ、羽音。今日は連れて行きたい所があるから、午後から出掛けるぞ。」
「そうなの?どこ?」
「それは、着いてからの楽しみにしとけ。」
輝翔が私を連れて行きたい所なんて、どこなんだろう?
楽しみなような、不安なような、そんな気持ちで私は身支度を始めた。