この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋の行方を探してください【完結】
第5章 【五話】御庭番に与頭ってなんですかっ!
 由臣は口元は笑っていたが、どう見ても目は笑っていなかった。
 美哉は背中越しに由臣が怒っているのが分かったけれど、止める気はなかった。
 一方の伊吹は、内心で怒り狂っている由臣に睨み付けられているにもかかわらず、美哉がずっと握っていたからなのか、剛直は萎縮していなかった。

「ね……いっちゃん、私のナカを埋めて」
「え……だ、って、由臣、が」
「だって別に私、由臣さんと付き合ってないし」
「おい、プロポーズしただろう!」
「断ったじゃないですか。御曹司は嫌いだって」

 由臣の手が、美哉の肩に掛かった。引き寄せられる……と美哉は身体をかたくしたが、予想外の行動を取られた。

「……え」
「堂々と浮気するとは、なかなか肝が据わってるな。ますます気に入ったぞ」
「気に入らないでください」
「仕方がない、手伝ってやるよ」

 由臣はそう言うと、ニヤニヤしながら美哉と伊吹を見た。
 まさかの反応に、伊吹は固まったが、美哉はかたい声を返した。

「手伝いなんて要りません」
「まあ、そう言わずに。ほら、もっと股開いて」

 由臣はそういいながら、美哉の身体を支えながら、足を広げさせた。

「伊吹、自分の手で自分を支えていろ」
「え……でも」
「これから、御庭番(おにわばん)と与頭(くみがしら)の、忠誠の儀を執り行う」
「由臣!」

 伊吹の悲鳴のような声に、美哉は首を傾げた。
 今、とても聞き慣れない言葉を聞いたような気がする。

「おに……? くみ? なに、それ」
「後で詳しい話をしてやる。今は伊吹とセックスしたいんだろう? ほら、美哉、もうちょっと身体を後ろに傾けて……よし、伊吹の鈴口が美哉の蜜口に触れた。そのまま……そう、腰を落として……」
/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ