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夏が来たら
第8章 秋が来る
秋生の部屋は、女っ気がまったくないシンプルでスタイリッシュなモノトーンの空間だった。


しばらく前から一人暮らしをしていたことを物語っている。


「さあ、何しようか。もうランチは済ませたよね、ディナーにも早い。することもないから、一緒にお風呂にでも入ろっか」


秋生はいたずらっぽく笑った。


「ええっ、いきなり?」


絢子が照れると、


「もう待てないって言ったくせに」と秋生が応酬する。
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