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天使さまっ!
第4章 私の事情
夜。
一日の疲れがドッと体を襲う。今日はあまりにも色々ありすぎた。普通に緊張したし、あまりに謎だったし。
一人暮らしの部屋に帰りつくと私はベッドにダイブした。
目を閉じていると今日見たエリン先生の様々な表情が浮かんで頭の中がいっぱい。結局院長にも婦長にも何も言えなかった。あんな……エリン先生の話を聞かされて、何を信じていいやら。
でも、エリン先生は患者さん一人一人に優しくて、皆に愛されていた。皆の癒しで。だから必要なんだと思った。
どこまで医療か――なんて、わからないけれど、あの笑顔に元気をもらってる人がいる事実は変わらない。