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第11章 オマケの一頁劇場２

オマケ■06 アダルトチルドレン


「先生って精神年齢がすっごいオトナですよね。そのへんの大人の人よりオトナ。“あだるとちるどれん”ですか？」

「えっと。アダルトチルドレンは、機能不全家族で育った人のことを指します。まぁ父親と旅を続けてた状況も機能不全と言えなくもないです」

「じゃああだるとちるどれんなんですね？」

「もっと言うとアダルトチルドレンとは、人が機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ、という考え方・現象、または人のことを指すんですよ。僕はまだ成人してないですし、むしろトラウマにはなってません。『過度な期待・子どもとしての役割以上の役割分担なども結果的には精神的虐待』という説がありますが、環境に適応する能力が上回りました」

「んー。溢れる自信に満ちたアダルトチルドレン候補生ですね？」

「それもうアダルトチルドレンじゃないですよね」



結論：エリン先生は強い子です！（作者談）