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狂い咲く花
第23章 二、仏桑華 - 新しい恋
「私も会いたかったです」
少し俯きながらつぶやく姿が、まだ恥ずかしがっているのだと幸信には見えた。
抱きしめている腕を解いて、自分の方に身体を向けさせると、俯いたままで顔をあげない。
その姿が控えめで幸信の心を鷲掴みにする。
「あなたは…いつも恥ずかしがりますね」
「ごめんなさい…」
小さな声でつぶやく美弥を愛おしく思う。
「謝らないで。そんな美弥が私は好きですよ。」
そう告げながら美弥の顎を掴み、上を向かせた。
恥ずかしがっていても、目線を合わせるとその視線を外すことはなかった。
見つめ合いお互いの肌が合わさっていれば、望むのはお互いに同じになる。
どちらからともなく近づき唇を重ね合わせ、肌で感じるよりも、それ以上の温かさと愛情が伝わっていく。
「愛しています」
2人の距離が開けば幸信の口から愛の言葉が奏でられる。
「あなたの全てが私は欲しい…」
その甘い言葉に美弥は酔いしれていく。
「…幸信さんになら…」
葉月の時は結婚するまではと2人で一線を越えなかったことを、幸信とならとその先に進んでもいいとさえ思える。
「ありがとう…でも、美弥の初めては大切にしたい。だから、今日も途中まで」
そう、優しく伝えて唇を重ね合わせる。
今まで何度も唇を重ね合わせている2人は次第と激しさを増し、ただ重なるだけの口づけでは満足できなくなっていた。
少し俯きながらつぶやく姿が、まだ恥ずかしがっているのだと幸信には見えた。
抱きしめている腕を解いて、自分の方に身体を向けさせると、俯いたままで顔をあげない。
その姿が控えめで幸信の心を鷲掴みにする。
「あなたは…いつも恥ずかしがりますね」
「ごめんなさい…」
小さな声でつぶやく美弥を愛おしく思う。
「謝らないで。そんな美弥が私は好きですよ。」
そう告げながら美弥の顎を掴み、上を向かせた。
恥ずかしがっていても、目線を合わせるとその視線を外すことはなかった。
見つめ合いお互いの肌が合わさっていれば、望むのはお互いに同じになる。
どちらからともなく近づき唇を重ね合わせ、肌で感じるよりも、それ以上の温かさと愛情が伝わっていく。
「愛しています」
2人の距離が開けば幸信の口から愛の言葉が奏でられる。
「あなたの全てが私は欲しい…」
その甘い言葉に美弥は酔いしれていく。
「…幸信さんになら…」
葉月の時は結婚するまではと2人で一線を越えなかったことを、幸信とならとその先に進んでもいいとさえ思える。
「ありがとう…でも、美弥の初めては大切にしたい。だから、今日も途中まで」
そう、優しく伝えて唇を重ね合わせる。
今まで何度も唇を重ね合わせている2人は次第と激しさを増し、ただ重なるだけの口づけでは満足できなくなっていた。