この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
狂い咲く花
第28章 三、クロッカス - 愛をもう一度(紫)
「あぁ。…こんな事態にしたのは俺だから…麻耶を傷つけても美弥と一緒になりたいと思ったのは俺だから…。美弥が傍で笑ってくれていたら、俺はそれだけで頑張れるから…ねっ?だから美弥は笑ってて…すぐには無理かもしれないけど…少しずつ笑って」
「…葉月…」
「んっ?どうした?」
流れる涙を拭きながら優しく聞き返す。
「それで…許されるの?」
「許されなくても俺はもう美弥しかいらない…美弥と一緒になるって覚悟はできてる…父さんや母さんに怒鳴られようと殴られようと、この気持ちは変わらない…俺と一緒にどこまでも生きてくれる?辛いこともあるかもしれないけど、全部俺が受け止めるから…」
葉月の言葉を聞いて美弥は静かに頷いた。
まだ全てを受け入れたわけではなかったが、葉月の覚悟を聞いて美弥も覚悟を決めようとしていた。
「ありがとう…もう迷わないから…繋いだこの手を離したくない…」
頬に添えられている手の上に自分の手を重ね合わせる。
「うん。離さないで」
その言葉を聞いて葉月は美弥に軽く口づけをして抱きしめる。
「今日にでも麻耶には話すよ。何があっても俺を信じて。」
「うん…ありがとう」
葉月が仕事に行く時間になるまで2人は抱き合ったままだった。
「…葉月…」
「んっ?どうした?」
流れる涙を拭きながら優しく聞き返す。
「それで…許されるの?」
「許されなくても俺はもう美弥しかいらない…美弥と一緒になるって覚悟はできてる…父さんや母さんに怒鳴られようと殴られようと、この気持ちは変わらない…俺と一緒にどこまでも生きてくれる?辛いこともあるかもしれないけど、全部俺が受け止めるから…」
葉月の言葉を聞いて美弥は静かに頷いた。
まだ全てを受け入れたわけではなかったが、葉月の覚悟を聞いて美弥も覚悟を決めようとしていた。
「ありがとう…もう迷わないから…繋いだこの手を離したくない…」
頬に添えられている手の上に自分の手を重ね合わせる。
「うん。離さないで」
その言葉を聞いて葉月は美弥に軽く口づけをして抱きしめる。
「今日にでも麻耶には話すよ。何があっても俺を信じて。」
「うん…ありがとう」
葉月が仕事に行く時間になるまで2人は抱き合ったままだった。