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第29章 三、水仙　-　自己愛

「もう、入れていいの？」

「入れて…南和を感じたい…麻耶のモノだって感じたいの」

その懇願する顔が南和の欲望を搔き乱す。
今まで以上に欲する麻耶が愛しいとさえ思えてならなかった。

「いいよ。僕を感じて。僕だけしか考えないで」

下着を脱がせて両ひざを折り開かせた。
秘部からは溢れ出る愛液が南和のモノを飲み込もうと待っていた。
近づけて愛液を塗り取りながら、ゆっくりと奥に奥にと入っていく。
麻耶の中が南和で充満すれば、擦れる度にそれが快感へと変わる。

「アアアアッ…南和、すっ…すごいっ…」

「麻耶。最高だよ…締め付け具合も絡み具合も、麻耶の中は最高に良いよ…」

「本当？？麻耶の中いいの？」

「そうだよ。最高に良いよ…動くから…素直に感じて」

最初はゆっくりと丁寧に動き、麻耶が一番感じる場所を擦りながら、程良い快楽だけを与えていく。

「アッ…気持ち…良い…」

両手を広げながら、素直な気持ちを口にする。
少し身体を倒せば、その背中に麻耶の手が回り身体を押し付けてくる。
麻耶の脇の下に手を通り肩を抱き身体を密着させた。
この距離を麻耶はいつも求める。
肩に顔を埋めて首筋から鎖骨までを舌を這わせながら、片手は胸の蕾を捏ねまわしながら刺激を与えていく。