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狂い咲く花
第31章 三、丹一華 - 嫉妬の為の無実の犠牲
宝賀が顔を寄せて口づけをしようとするのを、顔を背けて阻止した美弥だった。
宝賀は大きな溜息をついて、美弥の顎を力強く握り顔を向ける。

「おとなしくしていれば直ぐにすみますよ。」

空いた片方の手で美弥の両手を握り、無理やり唇を押し付けて口づけをする。
宝賀の舌が美弥の唇をなぞり、分け入ってこようとする。
美弥は唇を頑なに閉じて、その先へ踏み入れないようにした。

「強情な人だ…まぁいい…お楽しみはこっちにもある…」

顎から手を離して美弥の帯を器用に解いていく。
美弥の手を片方ずつ取って、背中にまわし、そこで帯で結ぶ。
自由がきかなくなった美弥はどうすることもできなかった。
ただこれから自分に起こることに震えあがるだけだった。

「まずはここから…」

帯が解かれた着物は簡単に裸を晒す。
小ぶりだが形の良い胸が晒された。

「やめてください…」

恥ずかしさのあまり声が小さく、宝賀の手を止めることはできなかった。
両手で胸を下から持ち上げられ、軽く揉みだす。

「良い感触…もちもち肌ですね。…男心をくすぐる良いおっぱいです」

親指と人差し指で胸の蕾を軽く握り潰されれば身体は正直に反応する。
何度か捏ねくりまわし性感帯を高めていく。

「声…でませんか??」

歯を食いしばって耐えている美弥に向かって寂しそうに声をかけた。
美弥は顔を背けて何も話さない。
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